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2012年7月 9日 (月)

ちょっと変わった食性・89 ~キョンを食った!!~

「八丈島のきょんっ!!」と言えば、私の世代では多くの人が知っているのではあるまいか。山上たつひこさんが『がきデカ』の中で登場させた最初の頃は、いったいどんな生き物なのだろうか。本当にそんな生き物がいるのだろうかと思ったものだ。

 時代は下り、キョンはどこでどうしたものか、千葉県あたりで野生化して増殖していると聞いた。なりは小さいが、凄い声で啼くので、人がびっくりするほどだという。農作物への被害を危惧する声も、どこかで聞いたことがある。

 ところでこの生き物は偶蹄目シカ科ホエジカ属に分類されるもので、目の下に左右1ツイの臭腺開口部があることから、「ヨツメジカ」との別名もある。しかも台湾とか福建、安徽などでは、食用として、ちゃんと料理まであるというではないか。

 私は普段はよく広東省に行く。広東省と言えば広東料理であって、いつも訪中する度、ご馳走たらだらなのだが(中国に着いた日の夜から、帰国するまで、一瞬として空腹感を覚えなかったこともしばしばある。帰国後ダイエットが大変か?というと、そういうこともない。不思議だが、タンパク質が多いからかな)、どうしても「キョンを食べてみたい」と友人に頼み込んで、キョンを食わせるレストランを探してもらった。

Photo  これがそのレストランである。見事に初めての店だ。いつのまにこんなところに、こんなレストランができたのだろうと不思議だったが、栄枯盛衰の激しい中国のレストラン業界(レストランに限りません)だから、こんな知らない店はいっぱいあるんだろう。(よく行く街でも、こういう調子だ)

Photo_2  部屋に入ると(予約制である)、こんな茶器があった。完全一体型である。茶盤の横に随手泡がついていて、便利なことこのうえない。思わず「ほしい」と思ったが、残念ながら中国は200V、日本は100Vなので、茶器以外の方がかなりな値段になりそうな気がして諦めた。

Photo_3  Zさんが持ってきてくれた高級紹興酒だが、これを温めて飲むと聞いて、内心「勘弁してよ」と思った。あの独特の匂いは、『源氏物語』を生んだ日本人の美的感覚に合わないと思ったのだが、飲んでみて驚いた。なんと味が丸くなっていたのである。「馬には乗ってみよ、人には沿うてみよ、酒は飲んでみよ」である。

Photo_4  そしてこれがキョンの肉だ! 期待していたほどのことはない。本当はキョンを料理するところから見たかった(見たら撮影するけど)のだけど、そんな野蛮(?)なことは許可されなかった。シカの仲間らしく、ちょっとシカに似ている。

Photo_5  こいつがキョン料理の第一号。野菜やなんかと煮ている(どうやって調理しているのか、よくわからない)。期待して食べてがっかりした。シカの仲間のはずなのに、シカの超絶レベルの旨さがない。もう一人のZさんが「美味しい?」と聞くので、「う~ん・・・ 期待したほどでは」と応じると、「でしょう」と追撃された。

Photo_7  名誉挽回とばかりにキョンのスープをいただいた。別に、どうということはない。特にキョンとリクエストするほどのことはない。だいぶがっかりしてしまった。こんなことなら、いつものように梅花鹿(ニホンジカ)でも食ってればよかったと思ったが、せっかくZさんが探してくれたので、この時はこれで我慢するしかなかった。

Photo_8  それにしてもお腹がいっぱいにならないので、川魚料理、Photo_9 ふにゅふにゅのなんかの揚げ物などを注文して食った。

Photo_10  よかったのはアヒルでしたね。どこが頭だったか忘れたが、こいつはなかなかイケました(ちなみに私は北京ダックはあまり美味しいとは思わないけど、アヒル料理は全般的に好きである)。こうして何が主食なのかわからないような食事だったので、こういう時はカラオケに突撃である(カラオケは高いようだが、いろいろとまともなものを食わせてくれる)。

Photo_11  こうしてあいも変わらず見事なフルーツの盛り合わせ(見事過ぎて、思ったよりフルーツはたくさんはない。もちろん一人で食べきることは難しいけど)をつまみながらビールをぐいぐいやって、適当にものを食って、大声を出して発散して、あとは帰って寝るだけ。たまにはこういう夢のような生活を送るのも悪くはない。

 結論:特定外来種のキョンは、食って食えないことはないけれど、期待するほどの味ではない。(肉にコクがない。脂が少ない・・・ダイエット向きか?)ということで、日本で増えすぎない限り、わざわざ捕まえて食べるほどのものではない。

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